[空猫たふたふ。とは?]

はぶ談戯主宰・穂科エミが、自劇団とは全く別の世界を描こうと立ち上げた企画。
穂科のホームグラウンドである「はぶ談戯」は「歌って踊って」がメインのエンターティメント集団ですが、
今回はどちらも排除し、自然な光と音の中、脚本(等身大の話)と演技(等身大の演技)でお送りし、
今まで描かなかった物語や伝えたかった言葉を紡ぎ、お客様の心にほっこりと、
けれど普段触れられることのない心の奥の感情をカリッとひっかかれたような感覚が残る、
そんな世界観を作り上げていきたいと思います。

今回の舞台は、高円寺のとあるカフェ。
バンドの街。
古着の街。
阿波踊りの街。
吉祥寺ほど栄えられず、下北沢ほどお洒落になりきれない。
けれど、ここに住む人間は自分に誇りを持ち、
この街を誰よりも自分が一番愛していると信じて止まない。
世間や常識なんていうのはとっぱらって、「自分らしさ」をいつも探している人、追及している人々が闊歩している街。
いい歳だったりするのだけれど、年齢なんてこの街ではなんの意味もなさない。
そんな街でのお話です。

空猫たふたふ。
vol.1『カラフルな猫』




「始まらなければ、終わらない」
いつの頃からか、その言葉を糧に生きている女がいる。
駅から少し距離のあるカフェで、オーナーとしてその街にどっぷりと浸かっていた。

3階の客室には、いつの間にか男が住む。確か、「終わった」男だったはず。
もう始まることのない絶妙な距離にもいつしか慣れ、今日も、女がオークションで一目ぼれしたソファーで丸くなって眠る。

バイトの女は、オーナーと男の関係にため息をつき説教したがる。
しかし、彼女にはそれだけの経験とスキルは持ち合わせていない。耳年増でウブな子だもの。

女の妹は、恋に恋するお年頃。常になにか「始まらないか」と胸を躍らせている。
一所に落ち着けない彼女は、姉の生活が不思議で仕方ない。

生まれも育ちもこの街の酒屋の男は、、猪突猛進。現実主義なくせに、実は誰よりロマンチスト。
オーナーの女のすべてに恋焦がれ、しかし想いを届ける勇気もなく、不器用に枕を抱き、今日も眠りにつくしかない。

そんな五人が気ままに、半端に、バラバラに、そしてなにより臆病に。
気づくと肩を寄せ合い安堵する。
まるで気ままな猫のような暮らしを送る、そんな5人のある日を盗み見するようなほんのひととき。
日程
2009年12月7日(月)〜12月13日(日)
全ステージ19時OPEN,19時半START
※受付開始は18時45分から行います。

チケット
1500円+ワンドリンク別(500円〜)
☆公演特別フード&ドリンクメニューあり☆
※2009年10月15日 チケット予約開始※

場所
高円寺タコスカフェ
JR高円寺駅南口より徒歩7分 丸の内線新高円寺より徒歩5分
東京都杉並区高円寺南3丁目23-19
http://bourbonhouse.nobody.jp/tacos

1ステージ20席の限定公演!ご予約はお早めに・・・。

チケット予約&お問い合わせ
2009年10月15日より、いよいよチケット予約開始!!
soraneko.tafutafu@gmail.comに
・お名前
・ご希望日
・枚数
・ご連絡先(メールアドレス)
をご記入の上、送信ください。
3日以内に、こちらから予約手続き完了のメールを送らせていただきます。
全ステージ定員20名ですので、お早めのご予約をお願い致します。

キャスト
高倉大輔(emeЯpus)
太田みち
中嶋マユコ
生見司織(本田ライダーズ)
安保匠(くろいぬパレード)

雅憐(はぶ談戯)
久保田勇一(はぶ談戯)
穂科エミ

→→キャスト紹介
「空猫たふたふ。」公式HP
『そらねこ日和』