VOL.11「うめたい ~ダメ、時々アイシテル」:公演舞台写真
ヒメコ「なんの因果か、なんのカルマか、付き合い男は全部ダメな男ばかりなんです」
でもそれがいいんでしょ?
だったらやめればいいのに。
と様々な心の声。
ヒメコ「けれど、好きになってしまうんだから仕方ないじゃない!」
そう。仕方ないんだよね。
「ワタクシ、歌って忘れさせていただきます!」
ダメな女とダメな男が歌って舞うオープニング。
ヒメコにたかって生きているキョウイチ。
それでも
「アイシテル」と口にしてくれるキョウチを、ヒメコは愛し続けていた。
今日も隣で携帯をカチャカチャ。
何かと聞くと「え、mixiとか?」とキョウイチ。
怪しい・・・・。
ダメ男に振り回されてるストレスを歌って晴らしましょうの会のメンバーを更正させようときたタクロウ。
しかし「ブタロウ」と罵られ、コテンパンにされてしまう。
アイドルの二人。
アイ「ねえ。いい男いるんだけど紹介しようか?」
ナギサ「そういうの興味ないから」
アイ「男なんて飼ってないで、現実の男と交流しなよ」
ナギサ「アイドルがそんなこと言っていいの?」
アイ「アイドルの前に女だし」
誰かとやりとりをしているポチ。
ナギサ「携帯電話なんて持ってるの?」
飼い犬同様に扱っていたポチのことを
実は何も知らない事に気づくナギサ。
それが、なんだか不安になる。
タカオ「好きな時に好きな女といるの、何が悪いわけ?」
どんな事があっても、自分が「一番」だったらいい。
そう思っていたリナの心が、パチンと弾けた。
タカオを埋めることにした
「みんな、もう、共犯だからね」
妙な連帯感。
それが
すごく心地いい。
コウキ「幸せだなあ、僕。リナとずっと一緒にいられて」
やっと幸せを手に入れたと感じるコウキ。
しかしリナはそのコウキの気持ちに戸惑いを感じていた。
リナの心は
どうしても
埋まることはなかった。
ヒメコは気づく
「そうか。そうすればよかったんだ」
そしてプロポーズを受け入れることにしたヒメコ。
二人は
みなに祝福され
結婚式をあげた。
お互いに
「最もよき理解者」
として、共にすることを決めた。
彼は世間体と愛する「カレ」との愛を守るために。
彼女は愛するキョウイチと
生涯愛し合うために。
ヒメコと
キョウイチにとって
最も理想的な
愛のカタチ
二人は
身も心も
すっかり
『埋まった」のだった。